フォーラムなど企画(2018年)

2018年7月14日/日本市民安全学会/ちよだプラットフォームスクエア505会議室、警察博物館
[主催]日本市民安全学会


 第一部 DVDで見る社会的病理の今と市民生活の安全
~警視庁作成 最新啓発DVDから~
警視庁作成のビデオを研修材料にして、市民安全を脅かす犯罪について学びました。
1.「奴らには屈しない」
  みかじめ料などを要求されていた飲食店や、反社会的勢力につながる建設会社に発注してしまった会社が、不当要求防止責任者講習を受講し、これらの組織から脱却するまでの戦いを描いたものです。
2.「Hell’s Gate ~恐怖の扉~ 銃器編・薬物編」
  銃器編は、モデルガンから改造拳銃を作ってしまい、銃刀法違反で逮捕される話や、遺品整理で見つかった旧陸軍の古い銃を子どもが持ち出してしまい、暴発して危うく命を落としそうになる話です。銃を見つけたらすぐに警察に届けましょう。
薬物編は、ストリートミュージシャンが、薬物に手を出してしまい、最終的には刑務所に入ってしまう話です。刑務所の窓の外に舞う雪を見て「シャブの雪が降っている」とつぶやくシーンが衝撃的でした。
なお、2のビデオについては、警視庁Webサイトの動画ライブラリーなどで視聴が可能となっています。

第二部 警察博物館視察
  2017年4月にリニューアルされた警察博物館を視察しました。1階から5階までの展示が一新され、大人から子どもまで楽しく学べる博物館になっていました。1階のパトカーや白バイ、ヘリコプターは子どもたちに大人気でした。一部、学会員も乗り込んで見学していました。また、警察博物館グッズの自動販売機には、防犯・防災に役立ちそうなものもありました。

2018年4月7日/日本市民安全学会/有楽町国際ビル8F・日本倶楽部
AI時代と子どもの安全:光と陰
[主催]日本市民安全学会

[内容]
第一講:
 子どもと教師のためのホリスティック教育/ケア学の可能性
 自由学園最高学部特任教授 成田喜一郎氏
ホリスティックとは、「全体的な」という意味で、ギリシャ語の「holos」を語源としていて、そこから、「whole」「heal」「health」などの言葉が派生して生まれているそうです。社会や文化や自然など全体的な視点で、共に学び、学び合うという教育やケアについてお話ししていただきました。あらゆるものがつながり(Connection)、様々な分野とのバランスをとり(Balance)、多様なリテラシー・スキルを取り込み(Inclusion)、それらを継続することこそがホリスティック教育であるとのことでした。日本市民安全学会の今年度のテーマであるAIと教育のつながりについても説明していただきました。

第二講:
 子どもの自立を支える公教育 ~学校教育の課題~
 神奈川大学 法学部特任教授 鈴木英夫氏
学校のマーケット化、サービス業化といった話から、日本の学校教育の仕組み、キャリア教育に至るまで、様々な視点からお話ししていただきました。学校の中で行われる授業はもちろん重要ですが、人を人とする教育には地域とのつながりが大切であるとのことでした。また、コントロールすることではなくケアすることによって、子どもの心に響き合うことが大切で、それを実行していた校長時代のご経験などをお話ししていただきました。
続く討論会では、PTA会長経験者にお話ししていただきました。三橋氏からは、子どものケータイ・スマホ利用についてPTAが行っていることについて、小松氏からは、PTAの組織運営や問題点について、新谷氏からは、現代のPTAの意義について、それぞれ話題提供をしていただきました。また、保護者がPTA役員をやって良かったと感じてもらえるように、会長として気を配っているとのことでした。

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 ホリスティックという言葉に初めて出会いました。全体的、統合的に考えるというのは、日本市民安全学会の考え方にも通じるものではないかと感じました。また、学校教育における地域とのつながりの大切さ、地域のPTAのみなさんの活躍など、非常に多くの学びを得られた勉強会となりました。