総会・大会(2019年)

2019年5月18日/令和元年度日本市民安全学会総会および記念講演会/東洋大学朝霞キャンパス

□総会
議長:小澤光男、議案説明:三橋景虎東洋大学朝霞キャンパス講義棟307教室にて、日本市民安全学会総会が行われました。小沢理事を議長に、1号議案から4号議案までが審議され、いずれも全会一致で可決されました。
令和元年度の活動方針としては、「コミュニティから考える市民安全」をテーマに、研修会等を開催すると同時に、警察政策学会部会研修会との共催も継続実施し、さらなる内容の充実を進めていくことが確認されました。


□記念講演
第一部:
講師 元警視庁捜査一課管理官 横内昭光氏
演題 あの時の御巣鷹山 ~警察官としての誇りと使命感~
1985年8月12日、日本航空123便が群馬県の御巣鷹山に墜落しました。それまでの、ジャンボは落ちない、ジャンボは安全という安全神話が一転した瞬間だったのです。その捜査および検証に携わった時のことをお話ししていただきました。深夜の出動待機から現場への移動、その後の悲惨な地獄絵の中での長期活動など、筆舌しがたいご苦労と衝撃の事実を追想しながらお話頂きました。往時の困難極まり無い任務の遂行から、今現在事故を知らない世代への語り継ぎまで、永年堅持されて来られた「誇りと使命感」を語っていただきました。

第二部:
講師 澤田雅之技術史事務所所長 澤田雅之氏
演題 もはや、逃げられません! ~犯罪捜査やテロ対策の視点から~

いまや犯人特定のためにはカメラ画像はかかせない状況になっています。この「機械の目」による顔画像識別についてお話していただきました。顔画像識別技術は、カメラの技術の高度化と相まって、世界のトップを走っているとのことです。多少の経年変化やメガネの有無くらいは制度への影響はほとんどなく、成形した顔であっても見逃すことはまずないそうです。画像の取得でのカメラのデジタル化などによって、ブレやボケ、ノイズといった画質の劣化要因が減少したことが大きく聞いているとのことです。後半では、人の目と機械の目の識別特性の違いなどについてもお話ししていただきました。