名誉シニア フェロー第2号
富田俊彦氏
認定日:2022年5月14日

 名誉シニアフェロー第2号には、富田俊彦氏が推薦され総会で承認されました。同氏は、学会での組織運営の要として活躍され、また、鍵の安全基準づくり、地域安全活動など市民安全学構築に多大な貢献されたものです。
 石附会長から記念碑贈呈のあと、「鍵穴の向こうの安全安心を求めて」」と題して記念講演がありました。富田氏は、第2機動隊時代の浅間山荘事件のことや、ピッキング犯の検挙事案、さらには地域の小学校の金網補修を通じた、子どもたちへの安全安心の啓蒙活動などについてお話をいただきました。

名誉シニアフェロー第2号
名誉シニアフェロー富田俊彦氏

名誉シニア フェロー第1号
前田浩雄氏
認定日:2020年11月5日

 名誉シニアフェロー第1号には、前田浩雄氏が推薦され総会で承認されました。
 同氏は、学会での組織運営の要として、また、学会主催の安全安心まちづくり大会などで多大な活躍をされました。
 特記すべきことは、地区の防犯パトロール隊長として、日々の防犯パトロール活動を数値化(エンジニア手法)、これと地区の犯罪発生状況と突合、地域の防犯活動の課題をブロックごとにリアルタイム把握して予防安全活動に反映させ、地区の犯罪発生を劇的に減少させたことです。 前田氏の科学的分析手法は、「防犯活動はその効果の測定が困難」という当時の社会常識を覆し、防犯活動と犯罪発生数値化すれば測定でき、これを防犯活動に反映させるという画期的・先駆的なもので、地域の予防安全活動に新たな社会的価値を生み出し、市民安全学の発展に多大な貢献をされたことです。
 石附会長から記念碑贈呈のあと、「経験という貯金を使って」(防犯活動で学んだこと、日本市民安全学会に残したいこと)」と題して記念講演がありました。防犯活動を始めたきっかけが世田谷区の宮沢一家殺人事件(平成12年)にあったこと、玉川田園調布という地域と住民の特性を踏まえ、かつ、予防安全活動の科学的合理的進め方、地域の安全安心創造の具体的な実践活動についてお話をいただきました。

シニアフェロー第1号
シニアフェロー 前田浩雄氏

名誉シニア フェロー選考委員会

部会長山本俊哉先生(評議員)
副部会長原田豊先生(夢委員会委員長)
選考委員山下弘忠総務局長、濱田宏彰編集委員長、菅野泰彦第1次長、西山智之第2次長
櫻田秀美常任理事、村瀬恵子常任理事、堀内裕子常任理事
斎藤晃顕常任理事、河井繁樹常任理事、鈴木英夫常任理事、川崎末美常任理事、
前田浩雄様(名誉シニア フェロー第1号)宮崎道名総務省地域力創造アドバイザー
事務総括 石附 弘