• 令和4年度日本市民安全学会 第20総会および記念行事

    2022年5月14日

    1 活動方針:「『命はひとつ』だから、新時代の「安全と安心」をデザインしよう!」

    本年度の総会は、新型コロナが懸念されたことからオンライン開催となり、すべての議案が全会一致で可決されました。
     令和4年度については、石附会長から昨今の内外情勢に鑑み、「『命はひとつ』だから、新時代の「安全と安心」をデザインしよう!」をテーマとし、新たな視点での市民安全安心の姿形や自助・共助・公助という文脈の中で、『命』について考え、研修会等を開催していくこととなりました。

    2 名誉シニアフェロー第2号受賞者による記念講演

    名誉シニアフェロー第2号には、富田俊彦氏が推薦され総会で承認されました。同氏は、学会での組織運営の要として活躍され、また、鍵の安全基準づくり、地域安全活動など市民安全学構築に多大な貢献されたものです。
     石附会長から記念碑贈呈のあと、「鍵穴の向こうの安全安心を求めて」」と題して記念講演がありました。富田氏は、第2機動隊時代の浅間山荘事件のことや、ピッキング犯の検挙事案、さらには地域の小学校の金網補修を通じた、子どもたちへの安全安心の啓蒙活動などについてお話をいただきました。

    機関紙第2号

    学会誌 第2号のPDFはこちらからダウンロードいただけます。

    3 特別記念講演 東海大学海洋学部教授 演題「日本の海洋戦略と市民安全」

    特別記念講演として、昨今の日本近海における海の安全の脅威について、山田吉彦教授より「日本の海洋戦略と市民安全」と題するご講演をいただき、地政学的に見たアジアの中における日本の位置づけや、北方領土や尖閣諸島などの海洋問題と市民安全の関係について解説していただきました。

  • 日本市民安全学会/有楽町国際ビル8F・日本倶楽部

    [主催]日本市民安全学会

    2019年2月23日

    [テーマ]

    海洋が創る未来 海洋観光立国のすすめ
    海洋観光研究所  中瀬勝義 氏

     世界第6位の広さの海域を持つ日本。この豊かな資源を活かした「海洋観光立国」の在り方についてお話していただきました。欧米では海でのレジャーは一般的で、ヨットやボートでの船旅も行われているとのことです。一方、日本には港がたくさんあるにも拘らず、一般の人が利用できるところは非常に少なく、それが海洋レジャーを阻害している要因のひとつではないかとのことです。また、現在、日本は自動車産業などの工業先進国であるが、このままの姿で中国や東南アジアの国々に太刀打ちできません。それ以外の“資源”を活用した方向性を打ち出すことが、いまの日本に必要とのことでした。農林水産業の発展によって自給率を向上させ、工業先進国からの転換を目指すことが、これからの先進国日本の立ち位置ではないかとのことでした。その前進のためにはヨーロッパの“バカンス”が不可欠と提案していました。そのことが幸福度世界第2位のデンマーク王国にも勝る民主的な立憲民主国天皇制日本国づくりになるのではないでしょうかとのお話でした。

    中瀬勝義氏
    海洋観光研究所 中瀬勝義氏
  • 日本市民安全学会/有楽町国際ビル8F・日本倶楽部

    2019年11月16日

    [主催]日本市民安全学会

    [内容]
    安全保障と先端技術

    元防衛装備庁長官 渡辺秀明氏

    かつて、防衛装備品の取得は陸海空の各自衛隊や装備施設本部及び技術研究本部といったところで別々の方針の下で非効率に行われていました。装備取得部門と研究開発部門を統合して、2015年に発足した防衛装備庁にその業務は集約され、渡辺氏はその初代長官となりました。今回、米中のハイテク競争が日本の先端技術の発展にどのような影響を与えるのか、また、その結果、我が国の経済及び防衛はどのように変わって行くのか等についてお話ししていただきました。

    辺秀明氏
    元防衛装備庁長官 渡辺秀明氏

    ※詳細については機微な内容を含むため割愛します。

  • 日本市民安全学会 久留米大会

    日本市民安全学会 久留米大会
    コミュニティから考える安全安心の最前線 ~令和元年度 久留米市セーフコミュニティフェスタへの体験型参加~

    [主催] 日本市民安全学会
    [後援] 久留米市、久留米市防犯協会連合会、(公財)福岡県防犯協会連合会、(公財)福岡県暴力追放運動推進センター、福岡県警察
    日時:2019年10月14日(日)12:00~16:45
    場所:久留米市シティプラザ

    第一部 久留米市セーフコミュニティフェスタへの参加

    大久保勉 久留米市長

    大久保勉久留米市長の開会挨拶

    久留米市長の挨拶でスタートしたセーフコミュニティフェスタでは、市内の小中学生が作ったセーフコミュニティ標語の優秀作品表彰や、各対策委員会におけるパネル展示などが行われました。

    特別講演会「あと4秒の命~高齢者の交通事故防止とセーフコミュニティ~」
    日本市民安全学会会長 石附弘氏

    高齢者による無理な道路横断によって、大切な命が失われる状況について、交通事故総合分析センターの調査結果などを交えて解説していただきました。調査によると、高齢者が道路を横断するとき、右から近づいてくる車には注意するものの、センターラインを越えた後の左から近づいてくる車への注意が行き届かず、事故に遭ってしまいます。高齢者の歩行速度で、片側1車線の道路の場合センターラインに行きつくまでに4秒。つまり、センターラインを越えた後に命を落としてしまうということです。事前に理解していれば、このような事故は防ぐことができ、セーフコミュニティの「不慮の事故は予防できる」の理念は大切であることをお話ししていただきました。

    日本市民安全学会会長 石附弘氏

    第二部 安全啓発映画祭

    安全啓発映画祭では、(株)映学社制作の認知症理解のための『「やさしく」の意味~おばあちゃんは認知症だった~』が上映されましたが、それに先立ち、映画監督を務められた映学社代表取締役の高木裕己氏による特別講演「認知症サポートの秘訣」が行われました。

    映画『「やさしく」の意味』は、敦賀市の認知症サポート作文コンテストにおいて、最優秀賞に輝いた当時小学4年生の三輪実由さんの作文『「やさしくする」ということ』が原案であることや撮影時のご苦労などを解説していただきました。また、防災映画『助ける、助かる 検証 西日本豪雨』や第31回NHK杯全国中学校放送コンテストのテレビ番組部門において最優秀賞に輝いた『HAND』、性暴力被害に苦しむ子どもたちの声を伝えるフォトムービー『言葉にならない痛みがある』が上映されました。

    ・上映作品紹介

    第三部 円卓会議「コミュニティから考える安全安心の最前線」

    石附会長、藤岡副会長を中心に、安全安心に関する各界の有識者を配し、クロストーキングが行われました。最初に基調講演として、藤岡一郎副会長にお話ししていただきました。「霧の中、燭光は?」と題し、孤独や引きこもり、非行少年の居場所などについての問題提起をしていただきました。それに引き続き、各氏から発表をしていただきました。

    サイバーコミュニティと子どもの安全
    (一財)草の根サイバーセキュリティ運動全国連絡会 常務理事 吉岡良平

    子どもたちがサイバー犯罪の被害者になるだけではなく、加害者になるケースについて解説していただきました。コンピュータやインターネットに通じた10代の子どもたちが、ネット社会で何をしたら犯罪になるのかを知らないままに、自分の力を試したいがために加害者となっているとのことでした。ネット社会のモラルをどう教えるか、啓発が大事であるとのことです。ネットリテラシーに関して、子どもたち自身が教える立場になれるように指導を続けているとのことで、長崎県佐世保市での高校生への講座の例や、島根県益田市での子どもたちに安全なユーチューブの作り方を指導する例などをお話ししていただきました。

    草の根サイバーセキュリティ運動全国連絡会 常務理事 吉岡良平

    歯科検診からどんなことがわかるか
    日本セーフティプロモーション学会理事 歯科医師 辻龍雄氏

    日本セーフティプロモーション学会理事 歯科医師 辻龍雄氏

    児童・生徒のむし歯の発生状況は二極化しており、最近はむし歯のない子がほとんどです。その一方で、少数ですが、むし歯が多発している子もいます。その子に兄弟がいる場合、その兄弟も同じように多数のむし歯があり、家庭環境に問題があることがわかります。虐待を受けていたり、性被害を受けていたりすると多数のむし歯や摂食障害になるケースが多いことが報告されています。また、歯牙欠損の放置は、社会性や対人関係と関連性があり、孤独死者に多くみられています。歯科疾患、歯牙欠損の放置は、子どもでは家庭環境・DV家庭・児童虐待、若い世代では精神疾患・虐待被害者、一般成人ではヘルス・ケアの不足・対人関係や社会性の欠如など、何らかの問題の存在が疑われます。

    言葉一つで人生は変わる
    小児のヘルパーステーションにこり 管理者 上田華奈氏

    かつてネグレクトを受け、非行に走ったこともあったものの、現在は多くの人に支えられ、支える側にまでなったという経験についてお話ししていただきました。中卒で社会に出たものの、風当たりは強く、心が折れることもあったということです。誰も信じられなくなり、固くなった心を解きほぐしてくれる大人が存在したことで、人生が変わったそうです。現在の職場である、“にこり”の理事長との出会いは大きく、その後、同施設の管理者を任されることになったそうです。“にこり”は医療的ケアが必要な小児を対象にデイサービスなどを行っているとのことですが、医療の進歩で日ごろのケアが必須である子どもたちは多いということです。

    小児のヘルパーステーションにこり 管理者 上田華奈氏

    江戸しぐさの心を久留米に、未来の久留米のリーダー達へ
    江戸しぐさ伝承普及員 元長崎県安全運転管理者講習会講師 宮崎牧子氏

    江戸しぐさ伝承普及員 元長崎県安全運転管理者講習会講師 宮崎牧子氏

    心のゆとりは交通マナーである思いやりにつながります。赤信号で渡ろうとする老婦人は「私が死んだって誰も困らない」と言っていましたが、加害者になってしまった方にも家族がいて、そのあと大変な思いをすること、お互いの命を思いやることが大切だと伝えると、「青信号で渡ることにする」と言ってくれたと言います。
    人を敬う心が目つき・表情・言葉・態度となって表れる「江戸しぐさ」という江戸の美しい生き方を紹介しながら、大人のしぐさ(思草)を真似て学ぶことが安全運転や健全育成につながるとお話ししていただきました。

    多機関連携で子どもを守る~出会いで未来が変わる~
    福岡県警察本部少年課課長補佐 警察庁指定広域技能指導官 安永智美氏

    レッド隊長の愛称で呼ばれ、子どもたちの心に寄り添った対応によって、非行に走った少年少女が更生に至るまでの取り組みについてお話ししていただきました。北九州少年サポートセンターは、児童相談所、学校、警察の三機関が、同一フロアに同居しており、さまざまな問題をワンストップで対応可能な体制を取っているとのことです。「非行少年」と呼ばれる子どもは、単なる犯罪少年ではなく、虐待や貧困、性被害等の問題を抱えた「不幸少年」だったということで、ひとりで問題を抱え込んで困っている状況を解きほぐしてあげること、話を聞いてあげること、理解してあげることによって、子どもたちの立ち直りをサポートしているとのことでした。

    福岡県警察本部少年課課長補佐 警察庁指定広域技能指導官 安永智美氏

    信じ続ければ、答えてくれる
    野口石油社長 福岡県協力雇用主会会長 野口義弘氏

    野口石油社長 福岡県協力雇用主会会長 野口義弘氏

    経営するガソリンスタンドにて、不登校やひきこもり、少年院や少年鑑別所の出所者、保護観察中の少年などを雇用してきたとのことです。社会復帰を目指す子どもたちの受け入れ先として、協力雇用主として25年間活動されてきたことについてお話ししていただきました。職を持つことがいかに大切であるか、生まれつき悪い子はいないこと、雇用されていた子が雇用する側になりたいと言ってくれたことなどのお話を通じて、信じ続ければ子どもたちは応えてくれるということを説明していただきました。

    暴力団の入口と出口
    福岡県警察本部組織犯罪対策課課長 大庭英次氏

    福岡県の暴力団勢力は、警察の取り締まりのほか、地域、行政、企業等と連携して入り口対策として、すべての中学、高校で暴力団排除教室を実施したり、出口対策として、社会復帰に関する支援制度を充実させて離脱・就労支援を行なうなどして、過去最少に減少させることが出来たそうです。今後も暴力団の入口と出口にある地域コミュニティによって、暴力団への加入阻止や離脱者の社会復帰を支援していく取組みが大切だというお話しをしていただきました。

    福岡県警察本部組織犯罪対策課課長 大庭英次氏

    安全安心文化の源流をたずねて~太宰府天満宮
    翌15日は、大宰府政庁跡と太宰府天満宮を見学しました。

    かつて九州は西海道と呼ばれ、その全域を統轄していた大宰府は外交の窓口として中央の都の建物にも劣らないものであったそうです。そのあとで、少し奥にある坂本八幡宮にお参りをしました。新元号「令和」の由来となった「梅花の歌」が詠まれた場所のひとつとされています。
    最後に、菅原道真を祀る太宰府天満宮を見学しました。参道から本殿につながる位置にある3つの橋は、現在・過去・未来を示すとのことで、帰りは橋を逆戻りに渡ってはいけないそうです。お参りが終わった後に、別のルートから戻り、境内の菖蒲池のほとりにある“うぐいす茶屋”で食事をいただき、今回の研修会を終えました。

  • 日本市民安全学会/舞浜倶楽部・新浦安フォーラム(浦安市)

    2019年9月7日

    [主催]日本市民安全学会、ベイエリア連携協議会

    [テーマ]
    最先端の認知症の取り組みについて
    ~大切な人に受けてほしいケアのかたち~

    1.特別講演

    舞浜倶楽部へようこそ!
    舞浜倶楽部代表取締役社長 グスタフ・ストランデル氏
    スウェーデンのご出身とのことですが、日本人以上に流暢な日本語でお話ししていただきました。舞浜倶楽部で母国の高齢者介護の考え方や手法を取り入れた介護施設を運営されています。福祉先進国スウェーデンの理念を取り入れ、その手法についてお話ししていただきました。単純にスウェーデンのケアの技術を持ち込むことではなく、日本の実情に合った方法で行っています。
    居住者の8割が認知症で、特に認知症の方のQOLを守ることを大事にされています。例えば、ケアの手法においては、タクティールケアというスウェーデンで確立された方法を用い、不安や痛みを和らげる「触れる」ケアを行っていること、スウェーデンで生まれた、誰でも簡単に演奏できる“ブンネ楽器”を用いた音楽を通じて楽しい時間を過ごせる工夫をされていることなど、ただ単に「生きる支援」をするのではなく、食事や音楽や地域の交流などを通じて「楽しんでもらう支援」に心掛けた色々な取り組みを学ぶことができました。

    グスタフ・ストランデル氏
    舞浜倶楽部代表取締役社長 グスタフ・ストランデル氏
    北島学氏
    舞浜倶楽部統括施設長 北島学氏

    2.講演

    ケアの基本と実際
    ~認知症状態にある方へ言葉でつなげるケアのかたち~
    舞浜倶楽部統括施設長 北島学氏

    高齢者のケアについてと、認知症の方のケアについてお話ししていただきました。まず、認知症とは何かについて説明していただきましたが、脳血管疾患によって日常生活に支障が生じるほどの記憶機能や認知機能が低下する状態のことをいい、これは介護保険法第5条に示されているとのことです。施設居住者に対しては、一方的なお世話ではなく、共感できる部分を考慮し、またタクティールケアをベースに視覚・聴覚・触覚を通じたケアを大切にされています。

    3.講演

    超高齢社会における社会安全の在り方
    日本市民安全学会会長 石附弘氏

    この7月に刊行された「安全工学便覧(コロナ社)」に執筆された、「超高齢社会における安全社会の在り方」について紹介していただきました。身体の虚弱化に伴う問題として、よく被害者としての高齢者については議論されますが、加害者になるケースも昨今増えており社会問題となっています。また、いつまでも健常者でいられるためにも虚弱(フレイル)から要支援や要介護になる前に、健常なうちから高齢者のケアの専門家(リハビリの専門家や作業療法士など)の知見を学びこれを実践するなど「ケア」にかかわる社会的なネットワークづくりや地域での取組みが重要との提言がなされました。
    超高齢社会における社会の在り方として、例えば、信号機のない横断歩道を渡ろうとする歩行者がいるにも拘らず一時停止しない車が約4割以上あると感じている人がいるとの調査もあり、高齢者が道路を横断しようとする際には、徐行や停止するなど「高齢者にフレンドリーな交通安全文化の創造」が求められているとの指摘がありました。

    石附弘氏
    日本市民安全学会会長 石附弘氏
    若江暁久氏
    ミサワホーム開発事業部医療介護コンサルタント課主幹 若江暁久氏

    4.報告

    医療介護を軸とした今後のまちづくりのカタチ
    ~「ASMACI浦安」事例のご紹介~
    ミサワホーム開発事業部医療介護コンサルタント課主幹 若江暁久氏

    ミサワホームが中心となって開発した複合施設「ASMACI浦安」について解説していただきました。浦安中央病院の移転をきっかけにして、地域包括ケアを目指した拠点づくりが、浦安市、浦安中央病院、京葉銀行、ミサワホームの4者協定により2015年に開発が始まりました。第一弾が2018年に竣工し、病院をはじめ、調剤薬局や保育園、コンビニエンスストア、小児科、地域交流スペースなどを設置しています。地域の安全・安心の拠点としてセコムも入居しています。第二弾は隣接地にシニア向け分譲マンションを、さらに、第三弾として病院跡地に医療介護機能を集約した複合施設を建設中です。子育て世代から高齢者まで、市民が安心して暮らせるまちづくりが進められています。


    【コメント】村瀬理事(葛西昌医会病院医療連携室)

    「舞浜倶楽部」には24時間看護師が常駐し、クリニックが併設されていることも安心のひとつです。また、最期まで、ご自分の口で食べることを重視し、ケアの一環として食事をとらえ、尊厳ある生き方の実現にチャレンジしていることが印象的でした。五感は最期まで残るので、五感を刺激して、食べる楽しみを味わっていただくことが重要であるとの考え方によるものです。
    最期の看取りまで、看護、介護、食事担当、そして事務職までの多職種が連携して支え、かつ、ご本人だけでなく、ご家族の気持ちも支えていくことにより、ご家族のさびしさやつらさも和らげたいとの考え方に基づくものです。
    さらに、地域のボランティアの受け入れを積極的におこなっており、地域密着型ケア、それが舞浜倶楽部が掲げる「親孝行のお手伝い」にもつながっていると思います。

  • 日本市民安全学会/小田原

    2019年7月27日

    [主催]日本市民安全学会

    [内容]歴史探訪 in 小田原「二宮尊徳&小田原城」
    ~コミュニティ改革の作法と不落城の危機管理(90年統治存続の秘訣)~

    1.報徳博物館

    仕事と勉学の両立の象徴として、二宮金次郎の薪を背負い書物を読んでいる像は有名です。
    その金次郎の故郷である小田原を訪ねました。
    二宮尊徳の報徳思想(私利私欲に走るのではなく社会に貢献すれば、いずれ自らに還元されるという思想。勤労・至誠・分度・推譲などから成る。)と生い立ちや業績を紹介する博物館。
    7月21日に展示室がリニューアルされたばかりで、明治天皇が大切されていた「二宮金次郎像」(岡崎雪聲作:明治神宮蔵)が特別展示されていました。
    金次郎は、江戸末期の人口減少・財政破綻の厳しい時代に、報徳思想をもって、数々の逆境に立ち向かいながら、小田原藩はじめ桜町領などの財政再建、東北地方の開拓に多大なる功績を挙げ、その後の日本の大企業の創業者達にも大きな影響を与えたことを詳しく教えて頂きました。二宮尊徳は「道徳を忘れた経済は、罪悪である。経済を忘れた道徳は、寝言である。」との名言を遺しています。

    報徳博物館1
    報徳博物館2

    2.小田原城

    小田原城1

    難攻不落の城として有名ですが、北条氏の時代には上杉謙信や武田信玄が攻めてきても陥落しなかったそうです。地元のガイドの方の説明によれば、お堀の水面下にある「障子堀」という落とし穴のような構造や、塀で囲まれた空間で敵に足止めさせて壁の穴から矢や鉄砲で攻撃する仕掛けなど、随所に城内への侵入を多重に防護する知恵が組み込まれたお城であると解説していただきました。

    小田原城は白い城ですが、松本城や熊本城などの黒い城もあります。その違いは諸説あるようですが、豊臣秀吉は金が好きで、それが目立つ黒を多用したという説をお話していただき、少し納得した面々でした。

    小田原城2
  • 令和元年度日本市民安全学会総会および記念講演会

    2019年5月18日

    日時:2019年5月18日(日)
    場所:東洋大学朝霞キャンパス

    令和元年度日本市民安全学会総会および記念講演会

    ■総会

    日本市民安全学会総会

    議長:小澤光男、議案説明:三橋景虎

    東洋大学朝霞キャンパス講義棟307教室にて、日本市民安全学会総会が行われました。小沢理事を議長に、1号議案から4号議案までが審議され、いずれも全会一致で可決されました。
    令和元年度の活動方針としては、「コミュニティから考える市民安全」をテーマに、研修会等を開催すると同時に、警察政策学会部会研修会との共催も継続実施し、さらなる内容の充実を進めていくことが確認されました。

    ■記念講演

    第一部:
    講師 元警視庁捜査一課管理官 横内昭光氏

    演題 あの時の御巣鷹山 ~警察官としての誇りと使命感~
    1985年8月12日、日本航空123便が群馬県の御巣鷹山に墜落しました。それまでの、ジャンボは落ちない、ジャンボは安全という安全神話が一転した瞬間だったのです。その捜査および検証に携わった時のことをお話ししていただきました。深夜の出動待機から現場への移動、その後の悲惨な地獄絵の中での長期活動など、筆舌しがたいご苦労と衝撃の事実を追想しながらお話頂きました。往時の困難極まり無い任務の遂行から、今現在事故を知らない世代への語り継ぎまで、永年堅持されて来られた「誇りと使命感」を語っていただきました。

    元警視庁捜査一課管理官 横内昭光氏
    澤田雅之技術史事務所所長 澤田雅之氏

    第二部:
    講師 澤田雅之技術史事務所所長 澤田雅之氏
    演題 もはや、逃げられません! ~犯罪捜査やテロ対策の視点から~

    いまや犯人特定のためにはカメラ画像はかかせない状況になっています。この「機械の目」による顔画像識別についてお話していただきました。顔画像識別技術は、カメラの技術の高度化と相まって、世界のトップを走っているとのことです。多少の経年変化やメガネの有無くらいは制度への影響はほとんどなく、成形した顔であっても見逃すことはまずないそうです。画像の取得でのカメラのデジタル化などによって、ブレやボケ、ノイズといった画質の劣化要因が減少したことが大きく聞いているとのことです。後半では、人の目と機械の目の識別特性の違いなどについてもお話ししていただきました。

  • 2018年6月29日-30日/日本市民安全学会 京都・神戸大会

    [主催]日本市民安全学会
    [共催]京都産業大学浦中研究室、大本山須磨寺、北須磨団地自治会
    [後援]警察政策学会市民生活と地域の安全創造研究部会、(株)映学社

    日本市民安全学会 京都・神戸大会
    犯罪・2つの老い、そして『源平』の戦い
    ~地域リスクとローカルガバナンスのあり方~

    京都・神戸大会

    一日目 京都大会

    日時:2018年6月29日(土)13:00~15:30
    場所:京都産業大学むすびわざ館304号室

    特別講義1
    京都府警における「予測型犯罪防御システム」について
    京都府警 刑事部 刑事企画課 捜査支援分析センター 所長補佐 上田幸則氏

    京都府内の犯罪予測を行うため、2014年から検討を重ね、米サンタクルズの視察などを経て、2016年10月に運用を開始。アメリカで運用されていた「PredPol」という犯罪予測プログラムをそのまま導入することは難しく、科学警察研究所などの協力を受け、独自のシステムを立ち上げたとのことでした。近接反復被害法とホットスポット分析という考え方をメインに取り入れ、現場の警察官や防犯ボランティアなどにも利用してもらうため、わかりやすいものとなっているようです。今後は、現場警察官の声を聞きながら改良を加え、予測精度の向上を進めていくとのことでした。

    上田幸則氏
    京都府警 刑事部 刑事企画課 捜査支援分析センター所長補佐 上田幸則氏

    特別講義2
    自転車交通安全教育の新たな潮流
    大阪市立大学大学院工学研究科准教授 吉田長裕氏

    吉田長裕氏
    大阪市立大学大学院工学研究科准教授 吉田長裕氏

    自転車の交通事故は減少しているものの、近年下げ止まりの傾向が見られ、中でも中高生の事故が多いとのことです。日本はオランダやデンマークに次いで自転車が多いものの、自転車教育は進んでいないとのこと。一方で、オランダやデンマーク、フランスなどでは自転車教育が義務化されており、日本でも歩行者向け交通安全教育に加えて、自転車向けの教育も重要であるとのことでした。
    *  *  *  *  *  *  *  *  * 
    続いて、学会会員の活動報告が行われました。大阪府防犯協会連合会会長の池﨑守氏、春日井市ボランティア連絡協議会会長の後藤一明氏、関東学院大学講師の小澤光男氏から近況についてお話しをしていただきました。その後、翌日の研修に備え、京都から須磨まで電車で移動しましたが、車窓から見える高槻市内では、6月18日に発生した震度6弱の地震の爪痕が多数見受けられました。須磨駅前の「にっ多寿司」にて懇親会が催され、この日のプログラムは終了しました。


    続いて、学会会員の活動報告が行われました。大阪府防犯協会連合会会長の池﨑守氏、春日井市ボランティア連絡協議会会長の後藤一明氏、関東学院大学講師の小澤光男氏から近況についてお話しをしていただきました。その後、翌日の研修に備え、京都から須磨まで電車で移動しましたが、車窓から見える高槻市内では、6月18日に発生した震度6弱の地震の爪痕が多数見受けられました。須磨駅前の「にっ多寿司」にて懇親会が催され、この日のプログラムは終了しました。

    二日目 神戸大会

    日時:2018年6月30日(日)8:30~16:00

    第一部 須磨寺研修会
    場所:大本山須磨寺

    須磨寺の歴史(源平合戦)から安全安心を考える
    大本山須磨寺貫主 小池弘三氏

    須磨寺貫主の説明を聞きながら、平敦盛と熊谷直実の一騎打ちの場面を再現した「源平の庭」や、「青葉の笛」を展示した宝物館などを見学しました。その後、お寺の一室をお借りして研修会が行われました。神戸市須磨区長の福本富夫氏のご挨拶の後、須磨寺の歴史などを交え、貫主による法話をいただきました。

    小池弘三氏
    大本山須磨寺貫主 小池弘三氏
    大本山須磨寺
    大本山須磨寺

    第二部 北須磨団地研修会
    場所:北須磨保育センター2階地域交流室

    記念講演
    50年で築き上げてきたわがまちの安全(過去・現在・未来)
    ~超高齢社会におけるコミュニティの再生~
    北須磨団地自治会長 西内勝太郎氏

    北須磨団地ができてから2017年に50周年を迎え、高齢化の波はあるものの、元気で楽しい街づくりをされているとのことです。今回、研修会の会場としてもお世話になった「すこやか友が丘」は、住民が中心となって運営している保育センターとして、福祉の拠点となっています。また、団地内のバス停には、自治会と住民とで管理している掲示板などがあり、とてもきれいに整備されていました。さらに、北須磨団地ではある理由により、特殊詐欺被害が少ないとのことでした。

    西内勝太郎氏
    北須磨団地自治会長 西内勝太郎氏

    特別講義1
    「2つの老い」とこれからのコミュニティ
    (有)スタヂオ・カタリスト 代表取締役 松原永季氏

    松原永季氏
    (有)スタヂオ・カタリスト 代表取締役 松原永季氏

    働く人のための団地としてスタートした北須磨団地では、住民と建物の2つの老いが進行している。“老い”はマイナスにとらえられがちだが、北須磨はそれ以上に住民が元気で、これからのコミュニティのあり方の先端を走っているような街であるとのことでした。

    特別講義2
    明石市の構成支援の取組み
    明石市理事 青山純氏

    近年、再犯者が減らないという状況下、社会の安全のため再犯防止が重要な課題とされている中、明石市では、特に障害や高齢認知症等の事情があって社会に馴染めず犯罪を繰り返す人たちの社会復帰促進のため「つなぐ(関係機関の連携)、させる(福祉サービスに繋げること等)、ひろげる(市民等の理解促進)」の三つの柱からなる更生支援の取組みを進めている、という現状についてご報告をいただきました。また、平成28年末には再犯防止推進のための法律も成立し、今後、再犯防止のためには地方公共団体や地域の役割が益々重要になってくる、とのお話でした。

    青山純氏
    明石市理事 青山純氏

    特別講義3
    学校安全行政とセーフティプロモーションスクール
    大阪教育大学教授 藤田大輔氏

    藤田大輔氏
    大阪教育大学教授 藤田大輔氏

    学校における安全教育の状況について、セーフティプロモーションスクールの活動などを含めてお話ししていただきました。生活安全、交通安全、災害安全の3つに加えて、今後は国防安全も入ってくるかもしれないとのことでした。また、富山の小学校での銃使用事件などのように、銃使用の対策やテロ対策などについてもお話ししていただきました。


    続いての学会会員活動報告では、葛西昌医会病院の村瀬恵子氏、関東学院大学准教授の牧瀬稔氏から近況をお話ししていただきました。その後、参加者からの質疑応答が行われ、すべての大会プログラムが終了しました。

  • 平成30年度日本市民安全学会総会および学会創立15周年記念講演会/日本大学法学部三崎町キャンパス

    2018年5月19日

    総会

    総会

    元横須賀消防局の小沢氏を議長に総会が行われました。平成29年度の事業報告に続き、収支決算報告と会計監査報告がありました。また、平成30年度の事業計画および収支予算について審議され、いずれも全会一致で可決されました。また、2年に一度の役員改選に伴い、候補者が提示され、併せて承認されました。
    平成30年度の活動方針としては、「AI時代における市民安全:その光と影」をテーマに、特別勉強会を開催し、京都神戸での西日本大会などを通じて、市民安全について考えていくことが確認されました。

    学会創立15周年記念行事

    第一部:

    日本市民安全学会の“15年の軌跡とこれから”をまとめた記念映画の上映がありました。制作は、法人会員でもある映学社さまによるもので、タイトルは「大変革時代への挑戦 市民主役の安全・安心まちづくり」です。
    また、併せて配布された会員各位からのお祝いメッセージを集めた記念小冊子の紹介がありました。

    第一部:記念講演
    講師 元豊島区立朋友小学校校長・前行仰小学校校長 田淵貢造氏
    「2つのISS(国際安全学校)の認証に携わって」

    当初、校長の独断で始めたなどと揶揄されたそうですが、子どもが主役の安全・安心の学校づくりは、少しずつ保護者や地域に浸透し、朋友小学校を日本で3番目のISS認証校に育ててきたとのことです。続く、行仰小学校では校庭が狭いこともあり、子ども同士の衝突によるケガが多いものでした。しかし、ISS認証の後は、保健室に行く子どもは半減したとのことです。また、子どもたち一人一人が“セーフマン”となり自主的な安全・安心への取り組みが広まり、避難訓練などは子どもたちが中心となって実施しているとのことでした。さらに、子どもたちが書く“ISSノート”を教師や保護者が読み、子どもたちの安全・安心に対する自主性が育っていることを感じとり、それによって大人の意識も変わっていったとのことでした。

    田淵貢造氏
    元豊島区立朋友小学校校長・前行仰小学校校長 田淵貢造氏

    東洋大学の井上円了記念博物館の視察
    東洋大学の井上円了記念博物館の視察

    総会に先立って、東洋大学の井上円了記念博物館の視察も行われました。のちに東洋大学となる哲学館を創立し、「諸学の基礎は哲学にあり」という教育理念のもと後進の育成を進めてきたとのことです。妖怪研究の第一人者でもあったとのことでした。また、学食ランキングで一位となった、同大学6号館の学食にてランチもいただきました。

  • 第15回 日本市民安全学会秩父大会/秩父市・秩父宮記念市民会館

    2017年11月25日

    セーフコミュニティで『つながる』『はぐくむ』『とどける』 安全・安心のかたち
    秩父市セーフコミュニティ国際認証2周年記念
    ~セーフコミュニティで創るこれからのまちづくり~

    [主催]日本市民安全学会・秩父市セーフコミュニティ推進協議会・秩父市
    [後援]警察政策学会市民生活度地域の安全創造研究部会・(株)映学社
    [内容]
    午前中の第1部は市民安全啓発映画祭と題し、(株)映学社の制作による教育映画が記念上映されました。

    上映された「パパは風になった」は、秩父を舞台に撮影された交通安全教育映画で、女優の小林綾子さんと一緒に、秩父出身の山田菜々香ちゃんが出演されています。また、上映の後に、(株)映学社の代表取締役で、本作品の監督でもある高木裕己氏による特別記念講演が行われました。「映像の中で安全安心をどう描くか」と題し、作品の解説や撮影時のエピソードなどをお話ししていただきました。続いて、本学会が協力し制作された映画など3本が上映されました。
    「事故や事件から人を守る町を守る 警察署のはたらき」
    「火災から人を守る町を守る 消防所のはたらき」
    「防げるか?認知症 注目される食の力」

    午後の第2部は、本学会会長の石附弘氏がモデレーターを務め、記念鼎談が行われました。

    秩父市長の久喜邦康氏からは「秩父市セーフコミュニティとこれからの安全・安心なまちづくり」と題して、秩父市のセーフコミュニティの取り組みや、この10月にセルビアで開催された第23回国際セーフコミュニティ会議の様子などをお話ししていただきました。日本セーフコミュニティ推進機構代表理事である白石陽子氏からは「日本におけるセーフコミュニティ活動と秩父市への期待」と題してお話ししていただきました。早いペースで日本のセーフコミュニティは拡がっており、また単に早いだけではなく活動の質が高いとのことでした。

    第3部は、秩父宮記念市民会館の基本方針である「つながる」「はぐくむ」「とどける」をテーマに3つの分科会が行われました。

    分科会1では「つながる」をテーマに、安全・安心なまちづくりや、市民の集まる場の提供、通学路や登山道の安全・安心などを通じて、市民をつなげていく方法などについて議論が行われました。
     分科会2では「はぐくむ」をテーマに、犯罪や交通事故に巻き込まれないための取り組みや、高齢者の安全・安心について、どのように育んでいくかの議論が行われました。
     分科会3では「とどける」をテーマに、健康、介護、自殺やいじめの防止などを、どうやって市民にとどけるのかといった議論が行われました。
     全体を総括した第4部では、各分科会からの総論的な報告が行われ、参加者全員で3つの分科会での議論の共有がなされました。最後に、学会副会長の藤岡一郎氏の挨拶をもって、秩父大会の閉会となりました。

    今回の大会は、2017年3月に完成したばかりの秩父宮記念市民会館で開催されました。秩父の木材がふんだんに使われた温かみのあるホールが印象的でした。映画祭も加わり、とても充実した全国大会となりました。
    【歴史ツアー】
    翌26日には、ユネスコ無形文化遺産にも登録された「秩父夜祭」を映像で再現する“秩父まつり会館”、銘仙館(国指定伝統的工芸品「秩父織物銘仙」についての民俗学上の資料展示)など秩父の文化や歴史にふれ、秩父ファーマーズファクトリーではワインセラー見学と昼食をとり、こころ豊かな1日となりました。

  • 第14回日本市民安全学会富山大会/富山市 世代を超えて安全・安心を考える! in 富山

    〜環境・安全・安心・健康・暮らしからのアプローチ〜

    2017年7月15日

    [主催]日本市民安全学会
    [後援]富山市・警察政策学会市民安全と地域の安全創造研究部会・交通事故総合分析センター・全国読売防犯協力会・全日本教職員連盟・富山県交通安全協会・富山県防犯協会・富山県暴力追放推進センター・とやま被害者支援センター・富山県安全運転管理者協会・富山市社会福祉協議会・富山県警友会・富山市交通指導員連絡協議会・富山市保護司会・青少年育成富山市民会議・富山市指導委員連絡協議会・富山県保護司会連合会・富山県読売防犯協力会(東部地区)・富山県教職員連盟・YKK AP(株)・日本セーフティプロモーション学会
    [協賛]富山県トラック協会・北陸銀行・北陸電力・富山地方鉄道(株)・(株)映学社・生涯学習支援機構・(株)インテック・ハッソー(株)・北酸(株)・河上金物(株)・富山県警友会・富山信用金庫・青少年育成富山市民会議・五省会

    [内容] 学会会長の石附弘氏と、今回の富山大会を全面的にバックアップしていただいた学会理事の能島統主氏の挨拶に続き、基調講演が行われました。

    埼玉大学の久保田尚氏からは「通学路(交通事故)ビジョンゼロ戦略(新潟市事例)」と題して、子どもたちの通学路を安全に保つ試みが紹介されました。抜け道となっていた細い通学路では、自動車を通行止めにして、登下校時の安全を確保する事例や、ライジングボラードによる通行規制を実現する事例などが紹介されました。
     続いて、富山市長の森雅志氏からは「コンパクトシティ戦略によるとやま型都市経営の構築~公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり~」と題して、富山市のまちづくりについてお話ししていただきました。日本初のLRT(Light Rail Transit)を整備し、まちに出てきやすく滞在しやすい環境を構築したこと、中心市街地に子育て世代などが利用しやすい施設を作ったことなどにより、まちの活性化がなされたとのことでした。

    その後、5つの分科会に分かれ、さまざまな角度から市民安全について議論がなされました。
    第一分科会:「環境・意識」の変化と「安全・安心の創造」
    第二分科会:高齢者の「移動の自由」と「安全・安心の創造」
    第三分科会:犯罪や事故から子どもを守る「安全・安心空間の創造」
    第四分科会:「超高齢社会の特性」と「安全・安心の創造」
    第五分科会:「共生社会の暮らし」と「安全・安心の創造」

    第一分科会では、社会がものすごいスピードで変化していく中で、市民生活が円滑に進んでいくための社会の仕組み、生活するうえでのリスクとその予防について議論がなされました。第二分科会では、家の中や庭、道路など、高齢者が移動する上でのバリアとその解決方法などについて議論されました。第三分科会では、犯罪から子どもを守るための取り組みについて、ソフト的手段、ハード的手段を交えてその対応策について議論が進みました。第四分科会では、超高齢社会を迎えた現状を踏まえ、健康に安全に安心して暮らせる社会の仕組みとその対応策としての地域連携について議論がなされました。第五分科会では、障がい者、犯罪被害者、犯罪からの矯正者、認知症の高齢者など、さまざまな人たちが社会を構成する中、寛容性や共感性が求められている現状把握とともに、共生社会の実現に向けた議論がなされました。
     最後に、学会副会長の藤岡一郎氏の全体を総括した挨拶をもって、富山大会の閉会となりました。


    基調講演が熱く始まったこともあり、各分科会の議論が熱をもって進んでいった大会でした。世代を超え、また多面的に安全・安心を考える一日になりました。当日は、富山市を始め、富山大学の学生のみなさんにも協力していただき、スムーズな運営ができました。 翌日の7月16日には、学会有志のメンバーによって、富山市まちなか総合ケアセンターの視察が行われました。富山市の中心市街地活性化の施策の一つであり、とてもきれいで利用しやすそうな施設でした。


    富山大会に際しての石附会長からのメッセージを付記します。

    1 市民安全をめぐる最近の情勢変化についてのコメント
    (1)交通安全のシンボル「信号機」を撤去、「ラウンドアバウト」登場の意味  
     人身事故の約6割が交差点近くで発生し、特に歩行者にとって交差点は「鬼門」。信号機設置は長く交通安全対策のシンボルでした。しかし、信号機の大量更新期の到来、3.11東日本題大震災時の停電(機能マヒ)、低炭素時代の到来(環境変化)、経済性(設置費用や管理費の削減)、交通事故の減少(安全性)、円滑性(車の流れ)確保などの諸ニーズや、交通秩序を地域住民の自律的交通秩序の形成に委ねるという先進的なラウンドアバウト(環状交差点)が登場し(H25.3、飯田市東和町交差点)、国も所要の法改正を行いました。これも超高齢社会への対応の1つとみることができます。

    (2)「防・災」の「災」の大変化=「防」の中身・やり方を見直す必要
     近年の自然災害は、極端気象の例が示すとり局地的かつ経験のない態様のものが全国で発生しています。新たな災害情勢に対処するためには、これまでの①避難所避難(シェルタリング)に加え、②緊急時には自らの判断で「命を守る行動」(エヴァキュエーション)をとることが求められており、市民レベルのレジリエンス防災の普及が急がれる所以です。
    (3)「防・犯」の「犯」の大変化=「防」の中身・やり方を見直す必要  
     財産犯罪(被害金額)において、長らく首位にあった「盗犯(泥棒)」が、近年、知能犯(オレオレ詐欺犯など)に地位を奪われ、この双方への暴力団関与が深まっている。では、これまでの防犯活動は、蔓延する詐欺犯(知能犯)にどれだけ有効な対策が取られていたでしょうか?高齢者や子どもの安全対策において、「『騙されない』人づくり・地域づくり」が急務と思います。
    (4)「スピード」自体が脅威  
     これまでの交通事故・犯罪・災害に対する安全対策は、「スピードや加速度とう視点」を必ずしも意識しないものでした。他方、超高齢社会の進展やサイバー世界の変化のスピードは、われわれの想像をはるかに超えるもので、市民生活の新たな課題を生み出し既存の社会安全システムとのギャップが拡大しています。身近なところでは、津波や土石流のスピードに負けない逃げるスピードを身につけなければなりません。即ち、今や、「スピード」そのものを脅威として、安全対策の基軸に据えなければならないのではないかと考えています。

  • 平成29年度日本市民安全学会総会/日本大学法学部三崎町キャンパス

    2017年5月27日

    特別記念講演
    「子どもの安全教育とESD(持続可能な開発のための教育)」

    総会

    5月27日(土)、千代田区三崎町の日本大学法学部三崎町キャンパスにて、日本市民安全学会総会が行われました。平成28年度の事業報告に続き、収支決算報告と会計監査報告がありました。平成29年度の事業計画および収支予算について審議され、いずれも全会一致で可決されました。 平成29年度の活動方針としては、「迫り来る危機時代と市民安全レジリエンス」をテーマに、特別研修会を開催し、富山での第14回大会、秩父での第15回大会などを通じて、市民安全について考えていくことが確認されました。

    特別記念講演

    講師 東京大学大学院教育学研究科准教授 北村友人氏
    演題 子どもの安全教育とESD(持続可能な開発のための教育)

    ESDとはEducation for Sustainable Developmentの頭文字をとったもの。持続可能な開発のための教育を通じた、総合的な安全教育のあり方についてお話ししていただきました。子どもたちに向けた安全教育は、交通・災害・生活についてそれぞれ独立で学習するケースが多くなっていますが、個別ではなくあらゆる危険を有機的につなぎ合わせて考えることで、より現実的な安全教育にすることが可能となるとのことでした。さらに、小学校や中学校での街歩きや安全マップ作りを通じた、児童・生徒への効果測定の結果などについて詳しくお話ししていただきました。

    子ども・女性の安全対策 さらに、子ども・女性の安全対策について、日本大学法学部教授の尾田清貴氏に解説していただきました。
     子どもや女性に対する強姦や強制わいせつの再犯率が高く、更生保護施設のキャパシティの問題や、保護司の担い手の問題などがあることについて解説していただきました。一方で、小学校での防犯教育を担う人材の不足により、同教育の実施率が低いという対策面の問題も指摘していただきました。

  • 平成28年度日本市民安全学会総会/生活産業プラザ(豊島区)

    2016年5月22日

    記念講演「その時私は地下鉄サリン事件の現場にいた」

    総会

    5月22日(日)、豊島区の生活産業プラザ501号室にて、日本市民安全学会総会が行われました。平成27年度の事業報告に続き、収支決算報告と会計監査報告がありました。平成28年度の事業計画および収支予算について審議され、いずれも全会一致で可決されました。
     28年度の活動方針としては、見えざる危機への対応をテーマに「ちよだ塾」を昨年に引き続き開催し、大阪での西日本研修会や、セーフコミュニティ認証事業の支援などを通じて、市民生活の安全について考えていくことが確認されました。

    記念講演

    講師 元警視庁鑑識課係長  杉山 克之 氏
    演題 その時私は、地下鉄サリン事件の現場にいた! 」
     のちに、オウム真理教が日本で引き起こしたテロ事件と判明する「地下鉄サリン事件」。その現場に鑑識官として真っ先に飛び込んだ時の体験をお話していただきました。霞ヶ関駅に止まっていた車両の窓を開け、新聞紙に包まれた物体を覗き込んだ直後に、身体に異変が起きたとのことです。
     その後、車外で倒れ、九死に一生を得たものの、今でも後遺症に悩まされる日々を過ごされているそうです。このサリン事件をはじめ、警視庁在庁中に数々の事件の現場を体験された杉山氏ならではの危機管理について講演していただきました。


    いま、世界ではテロが多数起こっていますが、対岸の火事と考えず、万が一の心構えを持ち、その対処方法を理解しておくことが大切であると考えさせられた講演会でした。

  • 第13回日本市民安全学会世田谷大会/三茶しゃれなあどホール

    「世田谷区”子どもの安全”を考えるフォーラム 〜そこが知りたい 子どもの「安全と危険」の境界〜」

    2016年1月17日

    [主催]日本市民安全学会、世田谷区教育委員会
    [会場]三茶しゃれなあどホール
    世田谷区子どもの安全を考える公開フォーラム
    堀恵子氏
    世田谷区教育委員会教育長 堀恵子氏

    [内容]
     今回は、子どもの安全にフォーカスして行われました。世田谷区教育委員会教育長の堀恵子氏の挨拶の後、「通学路は“お化け屋敷”?」と題し、石附弘会長の基調講演が行われました。“お化け屋敷”は、通常、真っ暗で、①“お化け”がどこにいるか分からない(認知(情報)能力限界)、②次の瞬間、何が起こるか分からない(予知・予測能力限界)、③“お化け”が出た時、びっくりして、最適行動がとれない場合があります(行動能力限界)。暗い夜道の痴漢被害や夜間の街路灯の無い道路での交通事故などは、①②③の『人間の安全能力限界』によることが多く、安全対策とは、これら①②③の能力限界を、自助・共助・公助の3つの安全活力の向上により持続的に安全能力限界を克服する社会的営みにほかならないことを、具体的事例を引いてお話いただきました。
     その後、3つの分科会に分かれ、子どもたちの安心・安全についての議論が熱心に行われました。

    第1分科会

     そこが知りたい“通学路の交通安全”では、久保田尚埼玉大学大学院教授による特別講演「大人と子どもで創る交通安全の知恵」で、通学路の新しいツールであるソフトライジングボラードの導入のお話の他、映画「スマホ・ケータイしながら大丈夫?~『ながら』の行動が交通事故を起こす」(映学社)、産総研西田佳史氏による科学講演、櫻田秀美氏による現場報告、大日向勝彦氏による警察講話が報告されました。

    第2分科会

     不審者やストーカーから“どう守る「みちの安全」”では、前厚木市危機管理部長倉持隆雄氏による特別講演のほか、映画「見過ごしてしまった危険~ストーカー対策のポイント」(同上)、村瀬恵子氏による現場報告、高梨武氏のよる警察講話「子どもが犯罪に巻き込まれないために」が報告されました。

    第3分科会

     そこが知りたい“ネット社会の脅威と子どもの安全”
    内田孝正氏による特別講演「少年非行とネット社会」のほか、映画「そのクリックは危険です!~被害にあった10代20代の若者たち」(同上)、学生団体Re:incによる「WSから見えてきた小中学生のネットリスク」、吉岡良平氏による総括講演「ネット社会と子どもの安全」が報告されました。 


     交通事故、不審者、ネット社会リスクといった、いま、子どもたちの目の前にある不安がテーマということで地域の方々の関心も高く、多数の世田谷区民にも参加していただきました。また、いずれの分科会でも、映学社さまのご厚意により、関連する映画の鑑賞が組み込まれ、理解が一層深まった大会となりました。

  • 第12回日本市民安全学会厚木大会/厚木市文化会館

    「セーフコミュニティで元気・安心・安全なまちを創ろう!〜地域の安心・安全の質の向上を目指して〜」

    2015年11月14日

    [主催]厚木市、日本市民安全学会
    [後援]厚木市セーフコミュニティ推進協議会、全国セーフコミュニティ推進自治体ネットワーク会議、日本セーフコミュニティ推進機構、日本セーフティプロモーション学会、警察政策学会市民生活と地域の安全創造研究部、子ども安全まちづくりパートナーズ
    [会場]厚木市文化会館

    [内容]
    厚木市の市制60周年およびセーフコミュニティ再認証を記念して行われた今回の全国大会。厚木の小林常良市長の挨拶の後、石附弘会長の基調講演が行われました。石附会長は、厚木市のセーフコミュニティ専門委員でもあり、その立場からのお話をしていただきました。その後、4つの分科会に分かれ、厚木の安心・安全、日本の安心・安全についての議論が行われました。

    第1分科会   交通安全・自転車生活 の安全
    第2分科会   子どもの安全・地域の安全・学校の安全
    第3分科会   効果の上がる安全対策(サーベイランスとその活用)
    第4分科会   みんなで取り組む力(協働性の推進)


    あいにくの雨でしたが、多くの厚木市民にも参加していただきました。市民の皆さんと全国から集まった専門家が一緒になって活発な討論が行われました。セーフコミュニティをキーワードに、市民協働の安心・安全なまちづくりの方向性が示された大会となりました。

  • 平成27年度日本市民全学会総会/黄金町エリアマネジメントセンター

    2015年5月17日

    (横浜市)

    黄金町エリアマネジメントセンターのSite-D集会所にて
    1 総会

    5月17日(日)、黄金町エリアマネジメントセンターのSite-D集会所にて、日本市民安全学会総会が行われました。平成26年度の事業報告に続き、収支決算報告と会計監査報告がありました。一部の役員改選と、平成27年度の事業計画および収支予算について審議され、いずれも全会一致で可決されました。
     本年度の活動方針としては、昨今のさまざまなリスク事象を学ぶ場としての「ちよだ塾」を中心に、奈良での西日本大会、厚木での東日本大会、さらにはセーフコミュニティ認証事業の支援など、市民安全学のさらなる前進の年とすることが確認されました。

    2 記念講演

    講師 初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会副会長  小林 光政 氏
    演題 「まちは生き物〜黄金町復活の秘策〜」

     ご講演に先立ち、黄金町エリアマネジメントセンターの木村さまより、当該地区のまちづくりのあゆみと現在推進中の「アートによるまちづくり」についてご紹介いただきました。小林さまからは、地域に存在した4つの問題(売春、暴力団、オウム、語学学校)に対応するため設立された環境浄化推進協議会についてのお話、その後の新たなまちに生まれ変わるまでの様々なご苦労についてお話をいただきました。

    小林光政氏
    初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会副会長 小林光政氏

     みなとみらい21地区にほど近いところに、日本有数のアングラ地帯が10数年前まで存在していたことを知りませんでした。いまでは、アートを中心にしたクリアな住環境が整い始めており、まちのあちこちにアートな空間が見られました。しかし、かつての面影が残る場所もあり、地域の方々の活動は続いていくようで、マイナスからのまちづくりの難しさを考えさせられた勉強会でした。

  • NPO浦安防犯ネット創設10周年記念大会 第11回日本市民安全学会東日本大会in浦安/千葉県浦安市

    2014年10月4日

    「こころ ひとつに 未来輝くまちづくり」
    ーこれからの市民安全と超連携社会のあり方ー

    こころ ひとつに 未来輝くまちづくり

    主催:NPO浦安防犯ネット、日本市民安全学会
    後援:浦安市、浦安防犯協会、浦安市教育委員会、浦安市社会福祉協議会、浦安警察署、千葉県警察本部、防衛省自衛隊千葉地方協力本部、了徳寺大学、警察政策学会市民生活と地域の安全創造研究部会、加藤新聞舗、読売新聞東京本社、映学社
    会場:浦安市民プラザWave101(ショッパーズプラザ新浦安4階


     日本市民安全学会第11回東日本全国大会が開催されました。浦安防犯ネットの創設10周年記念の大会でもあり、学会会員の他、警察、消防、自衛隊など、各方面から多数の参加をいただきました。

    1.基調報告

    「連携・協働のスイッチ教えます」了徳寺学園理事長 了徳寺健二氏
    防犯から他機種多領域へ拡がる安全・安心なまちづくり浦安防犯ネット代表 村瀬恵子氏
    空き家条例で「輝くまち、輝く日本へ」所沢市役所危機管理課 日高義行氏
    「超連携」なくしては奇跡は起きない日本市民安全学会会長 石附弘氏

    2.音の架け橋
    ・記念演奏「こころひとつに未来輝くまちづくり」 
     千葉県警察音楽隊、カラーガード隊1.基調報告


     基調報告の後には、千葉県警察音楽隊による記念演奏がありました。ドレミの歌や太陽にほえろなどの刑事ドラマメドレーで、参加者のこころがひとつになったところで、テーマごとの議論に移りました。フォーラム会場では、若手から高齢者までの連携、多職種の連携による安全安心なまちづくりについて、分科会1会場では、発災時における避難所運営にともなう連携の重要性について、分科会2会場では、セーフコミュニティを通じた地域の連携について、それぞれ熱い議論が交わされ、「連携」というキーワードで大きな方向性が見いだされた大会となりました。

  • 第11回日本市民安全学総会/豊島区勤労福祉会館

    2014年5月11日

    総会においては、平成25年度事業報告、同収支決算報告、同会計監査報告、役員改選、規約改正、平成26年度事業計画、同収支予算について審議され、可決されました。

    【平成26年度の活動基本方針】
     昨今の市民安全をめぐる大きな情勢変化を踏まえ、新たな市民安全学の体系化・構築化へ向けてのスタートの年とし、
    ・ 第11回東日本・西日本大会においては、浦安市・堺市のNPOを中核とする主体的な地域安全活動に対し積極的な支援活動を展開し、学会の趣旨に踏まえた大会運営に努める。
    ・秩父市におけるセーフコミュニティ活動の展開への支援活動および研修会を行う。
    ・ネット社会の進展にともない、子どもの行動様式が変わってきていることに鑑み、警視庁巣鴨少年センター協力をえて、研修会を行う。
    ・2大巨大地震への備えなど差し迫る自然災害への地域ぐるみの取組みが求められているところ、横須賀市所在の防災模範マンションの協力を得て、研修会を実施する。
    ・その他、学会の設立趣旨に基づき、他学会・研究機関など関係組織との交流を図り、市民安全学のネットワークの拡大および知見の拡充に努めるなど新しい事業展開を図る。

    【記念講演:「人が人を育てるとは?」講師 宮崎稔先生】
     学校と地域の融合教育研究会会長の宮崎先生に、「人が人を育てるとは?」をテーマにお話いただきました。現在携わっている女川町での復興支援やご自身の教育現場の体験談等、大変すばらしいお話しをいただきました。地域ぐるみでの活発な触れ合いが、子どもを育て、大人も高齢者も生きがいを持って生活することに繋がっていくという非常に奥深い内容でした。

  • 第10回日本市民安全学会亀岡大会開催/京都府亀岡市

    2014年2月22日

    市民安全安心フォーラムinかめおか

    「市民安全安心フォーラムinかめおか」

    2月22日、京都府亀岡市のガレリアかめおかにて、日本市民安全学会10周年記念事業の一環として、第10回記念大会「セーフコミュニティで創るこれからの安全・安心社会」を開催しました。2008年に日本初のセーフコミュニティを認証取得した亀岡市では、昨年2月に再認証を取得。昨年9月にはインターナショナル・セーフスクールの取り組みが始まりました。今回の大会では、2つの基調講演、5つの分科会での発表をはじめ、亀岡市における保育所での、インターナショナル・セーフスクールの取り組み展示など、10周年記念事業にふさわしい、盛りだくさんの内容となりました。

    明けて23日には、亀岡市内の旧跡・名所を巡る亀岡ツアーを開催しました。

  • 第9回日本市民安全学会小諸大会開催/長野県小諸市

    「強めよう地域の『絆』高めよう市民の『安全・安心の質!』」

    2012年9月29日

    小諸市が日本で6番目のセーフコミュニティ認証内定を受けた事を記念し、基調講演、5つの分科会とワークショップにおいて、国内外のセーフコミュニティ最新事例や、小諸市における最新のセーフコミュニティの取り組みなどが紹介されました。
     明けて30日は、小諸市内ツアーとして、市内各所を巡りました。小諸城址などに代表される歴史情緒や、浅間山の麓に広がる豊かな自然に触れることができました。