2017年5月27日

特別記念講演
「子どもの安全教育とESD(持続可能な開発のための教育)」

総会

5月27日(土)、千代田区三崎町の日本大学法学部三崎町キャンパスにて、日本市民安全学会総会が行われました。平成28年度の事業報告に続き、収支決算報告と会計監査報告がありました。平成29年度の事業計画および収支予算について審議され、いずれも全会一致で可決されました。 平成29年度の活動方針としては、「迫り来る危機時代と市民安全レジリエンス」をテーマに、特別研修会を開催し、富山での第14回大会、秩父での第15回大会などを通じて、市民安全について考えていくことが確認されました。

特別記念講演

講師 東京大学大学院教育学研究科准教授 北村友人氏
演題 子どもの安全教育とESD(持続可能な開発のための教育)

ESDとはEducation for Sustainable Developmentの頭文字をとったもの。持続可能な開発のための教育を通じた、総合的な安全教育のあり方についてお話ししていただきました。子どもたちに向けた安全教育は、交通・災害・生活についてそれぞれ独立で学習するケースが多くなっていますが、個別ではなくあらゆる危険を有機的につなぎ合わせて考えることで、より現実的な安全教育にすることが可能となるとのことでした。さらに、小学校や中学校での街歩きや安全マップ作りを通じた、児童・生徒への効果測定の結果などについて詳しくお話ししていただきました。

子ども・女性の安全対策 さらに、子ども・女性の安全対策について、日本大学法学部教授の尾田清貴氏に解説していただきました。
 子どもや女性に対する強姦や強制わいせつの再犯率が高く、更生保護施設のキャパシティの問題や、保護司の担い手の問題などがあることについて解説していただきました。一方で、小学校での防犯教育を担う人材の不足により、同教育の実施率が低いという対策面の問題も指摘していただきました。