2019年2月23日

[主催]日本市民安全学会
[場所]有楽町国際ビル8F・日本倶楽部

[テーマ]海洋が創る未来 海洋観光立国のすすめ

海洋観光研究所 中瀬勝義 氏

 世界第6位の広さの海域を持つ日本。この豊かな資源を活かした「海洋観光立国」の在り方についてお話していただきました。欧米では海でのレジャーは一般的で、ヨットやボートでの船旅も行われているとのことです。一方、日本には港がたくさんあるにも拘らず、一般の人が利用できるところは非常に少なく、それが海洋レジャーを阻害している要因のひとつではないかとのことです。また、現在、日本は自動車産業などの工業先進国であるが、このままの姿で中国や東南アジアの国々に太刀打ちできません。それ以外の“資源”を活用した方向性を打ち出すことが、いまの日本に必要とのことでした。農林水産業の発展によって自給率を向上させ、工業先進国からの転換を目指すことが、これからの先進国日本の立ち位置ではないかとのことでした。その前進のためにはヨーロッパの“バカンス”が不可欠と提案していました。そのことが幸福度世界第2位のデンマーク王国にも勝る民主的な立憲民主国天皇制日本国づくりになるのではないでしょうかとのお話でした。

中瀬勝義氏
海洋観光研究所 中瀬勝義氏