2014年7月13日

[主 催] 秩父市、秩父市セーフコミュニティ推進協議会、日本市民安全学会
[会 場] 秩父市歴史文化伝承館

[内 容]

秩父市では、平成26年5月、WHO推奨の国際基準の安全・安心なまちづくり「セーフコミュニティ」の国際審査員のプレ審査を終え、平成27年度中にセーフコミュニティ・インターナショナルセーフスクールの同時認証取得を目指し、現在活動を進めています。
 今回の研修会は、その活動支援の一環として、秩父市、秩父市セーフコミュニティ推進協議会と日本市民安全学会の共同主催で開催されました。

◎講演1 「セーフコミュニティの『心技体』とその魅力」 
厚木市および豊島区セーフコミュニティ専門委員
          日本市民安全学会 石附弘会長
10年にわたるセーフコミュニティ現場観察から、リーダーの「心」についてお話がありました。

 

◎講演2 「地域を安全に、活動的に、健康にする~傷害予防の科学的アプローチ~」
 独立行政法人産業技術総合研究所 デジタルヒューマン工学研究センター 
                           主席研究員 西田佳史先生 
何故、不慮の事故は無くならないのかその構造についてお話され、変えられるもの・変えられないものと、予防安全の関係を解りやすくご説明いただきました。

◎講演3 「ウルトラ高齢社会とSC~安全・安心の「向こう三軒両隣」づくり~」 
 活老生活アドバイザー 首都大学東京客員教授、自由学園最高学部非常勤講師 
                                 溝端光雄先生
参加者の大半を占める高齢者向けに高血圧、糖尿病等の具体的な加齢性疾患対策等につきユーモアと機知に富んだ説得性のあるお話でした。

◎パネルディスカッション「セーフコミュニティの魅力と面白さ」

会場のセーフコミュニティ対策委員会の方々等から、講師に対しセーフコミュニティや高齢者問題など、熱心な質疑応答が予定時間をオーバーして行われ、大変有意義な研修会となりました。
 なお、翌14日は秩父市の各名所を視察の後、秩父市のセーフコミュニティの取り組みについて秩父市と日本市民安全学会会員とで熱心なディスカッションが行われました。