2014年10月19日

[会 場] よこすか海辺ニュータウン「ソフィアステイシア・ガーデンサロン」
[講 師] よこすか海辺ニュータウン地域運営協議会会長、よこすか海辺ニュータウン連合自治会会長、ソフィアステイシアMLCP策定委員会委員長 安部俊一氏
[演 題] マンションの安全・安心から広域への展開、さらに次世代への継承

[内 容]
よこすか海辺ニュータウン(横須賀市所在)のソフィアステイシア・ガーデンサロンにて、同地区連合自治会会長の安部俊一氏による、大規模マンションコミュニティの構築とマンション生活の安全・安心創造のあり方の全貌について講義していただきました。

まず、14階建てマンションの屋上から地域全体についてと、海辺に立地する同地域のリスクについて、防災士ならではの観点で説明をしていただきました。
サロンに戻り、およそ1000人が居住するマンションのコミュニティをゼロから創り上げた、マンションコミュニティの構築の全貌について、お話ししていただきました。約11年前にこのマンションに移り住み、お互いに見も知らぬ人々の家には、泥棒が忍び寄ってきたといいます。そこで、居住者名簿と写真づくり、挨拶を通じ、外から入ってくる人が即座にわかるようにしたと、安部さん(当時自治会長)は振り返りました。

 今年は中高生による災害時生活支援隊「ジュニアレスキュー」を結成させました。彼らの若い力で、被災時、高齢者の高層難民に、水を配給する等の活動をします。防犯からスタートして、防災、そして地域を巻き込んだまちづくりへと発展してきた様子がうかがえました。
 また、当日は、同マンションの自治会や自主防災会の若手を含む主要メンバーにもご参加いただき、日本市民安全学会会員との活発な意見交換がなされました。