2022年5月14日

1 活動方針:「『命はひとつ』だから、新時代の「安全と安心」をデザインしよう!」

本年度の総会は、新型コロナが懸念されたことからオンライン開催となり、すべての議案が全会一致で可決されました。
 令和4年度については、石附会長から昨今の内外情勢に鑑み、「『命はひとつ』だから、新時代の「安全と安心」をデザインしよう!」をテーマとし、新たな視点での市民安全安心の姿形や自助・共助・公助という文脈の中で、『命』について考え、研修会等を開催していくこととなりました。

2 名誉シニアフェロー第2号受賞者による記念講演

名誉シニアフェロー第2号には、富田俊彦氏が推薦され総会で承認されました。同氏は、学会での組織運営の要として活躍され、また、鍵の安全基準づくり、地域安全活動など市民安全学構築に多大な貢献されたものです。
 石附会長から記念碑贈呈のあと、「鍵穴の向こうの安全安心を求めて」」と題して記念講演がありました。富田氏は、第2機動隊時代の浅間山荘事件のことや、ピッキング犯の検挙事案、さらには地域の小学校の金網補修を通じた、子どもたちへの安全安心の啓蒙活動などについてお話をいただきました。

機関紙第2号

学会誌 第2号のPDFはこちらからダウンロードいただけます。

3 特別記念講演 東海大学海洋学部教授 演題「日本の海洋戦略と市民安全」

特別記念講演として、昨今の日本近海における海の安全の脅威について、山田吉彦教授より「日本の海洋戦略と市民安全」と題するご講演をいただき、地政学的に見たアジアの中における日本の位置づけや、北方領土や尖閣諸島などの海洋問題と市民安全の関係について解説していただきました。