2013年6月16日

[主 催] 日本市民安全学会 警察政策学会(市民生活と地域の安全創造部会)  [後 援] 豊島区
[会 場] 豊島区勤労福祉会館

[内 容]
 第1回目は、東京湾岸集合住宅防災ネットワーク代表幹事千田節子氏による「楽しくなきゃ防災じゃない!」、葛西昌医会病院村瀬恵子氏による「漂流老人・薬物事案と地域ネットワークの現場」、映学社 斎藤晃顕氏による「啓発映画活用法:問われる住民の防災力」の3講演の後、「まちへの思いをどう引き出し繋げていくか?」をテーマに受講者を交えて討論を行いました。

千田氏の「楽しくなきゃ防災じゃない!」は、阪神大震災をきっかけに自主防災会を立ち上げてから、現在湾岸の集合住宅の防災ネットワークを形成するに至るまでの、ユニークかつ奥深い活動・理念をご紹介いただきました。「防災」と聞くと少し身構えて形からばかり入ってしまい、訓練と言えばステレオタイプの物ばかりで厭きてしまう。しかし視点を変えれば、コミュニティの形成=防災に繋がって行く事が多々あり、とにかくみんなで楽しく活動をしていくことが重要、という事をお話いただきました。
 村瀬氏の「漂流老人:問われる住民の防災力」では、高齢者、薬物依存など、医療現場の生々しい実例をご紹介いただきながら、医療と地域、他の関連機関との密なネットワーク形成の重要性を示唆いただきました。
 斎藤氏の「啓発映画活用法:問われる住民の防災力」では、作品を実際に鑑賞しながら、防犯・防災教育の実践例として、映像を利用した啓発活動の有効な活用法をご紹介いただきました。