2015年5月17日
(横浜市)
1 総会
5月17日(日)、黄金町エリアマネジメントセンターのSite-D集会所にて、日本市民安全学会総会が行われました。平成26年度の事業報告に続き、収支決算報告と会計監査報告がありました。一部の役員改選と、平成27年度の事業計画および収支予算について審議され、いずれも全会一致で可決されました。
本年度の活動方針としては、昨今のさまざまなリスク事象を学ぶ場としての「ちよだ塾」を中心に、奈良での西日本大会、厚木での東日本大会、さらにはセーフコミュニティ認証事業の支援など、市民安全学のさらなる前進の年とすることが確認されました。
2 記念講演
講師 初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会副会長 小林 光政 氏
演題 「まちは生き物〜黄金町復活の秘策〜」
ご講演に先立ち、黄金町エリアマネジメントセンターの木村さまより、当該地区のまちづくりのあゆみと現在推進中の「アートによるまちづくり」についてご紹介いただきました。小林さまからは、地域に存在した4つの問題(売春、暴力団、オウム、語学学校)に対応するため設立された環境浄化推進協議会についてのお話、その後の新たなまちに生まれ変わるまでの様々なご苦労についてお話をいただきました。
みなとみらい21地区にほど近いところに、日本有数のアングラ地帯が10数年前まで存在していたことを知りませんでした。いまでは、アートを中心にしたクリアな住環境が整い始めており、まちのあちこちにアートな空間が見られました。しかし、かつての面影が残る場所もあり、地域の方々の活動は続いていくようで、マイナスからのまちづくりの難しさを考えさせられた勉強会でした。